フォトエッセイ 写真家 市川五月

第3回 目標を持って撮る

月の初めに、はじめてソウルでの撮影会をしました。日本からすると海外での撮影会となるので、人数が集まるかはわかりませんでしたがそれでも東京・大阪から1名ずつが参加しソウルからも1人。計3名と少人数でしたが人数が少ないなりに有意義な撮影会となりました。
コースはソウルの中でも私がいつもお散歩コースにしている三清洞エリア。ちょうど1年前に行った際に見事なバラが咲いていましたし、気候も歩きやすい気候だったのでこの日を選びました。
やる気満々の3人はスタート地点を約30分ほど撮影(笑)まだまだコースはあるのにも関わらず、一生懸命撮影していました。
スタート前に、今日ひとつの目標を決めてそれをクリアしようと話したのでみんなそれぞれに目標に向かってシャッターを切っていました。ひとりは「奥行きのある写真を撮る」だったのですが、コンパクトカメラで見事に奥行きある写真をマスターしていきました。
次は一眼レフデビューし、秋には一眼レフで参加したいそう。写真の面白味がわかってくると、ステップアップしていきたいですよね。
 こちらの彼女はミラーレスで参戦。「真っすぐ平行なきれいな建物写真を撮りたい」とがんばっていました。ちょっとの角度で面白いくらいに変わる写真は、なかなか真っすぐ撮るのは難しいですね。それでも最後の最後で納得の1枚が撮れた様です。
1日数時間の撮影会は、ステップアップするための貴重な時間。ただワイワイ楽しく撮ることももちろんいいのですが、ひとつの目標を決めて撮影することもおすすめです。
秋のソウル撮影会も企画予定です。参加希望者は個人ホームページをチェックしてください。